瓏を聞く

日々の進化、停滞、退化

誰かを浮き輪にして

親戚の家に行く用事があり、そこで持たせてもらったお弁当は今回も美味しかった。中でも、糸こん、なんかの緑の葉っぱ、ひじき、えのきをごまと白味噌?、柚子っぽい柑橘系の何かで和えた白和えがとても美味しかった。ごまと味噌のまろやかさに柑橘の爽やかさが香って美味しかった。

 

20分のスヌーズを3回繰り返した後21分寝て起きた。最後の21分で寝ているベッドがゆーらゆら揺れる夢を見た。地震か……と思いつつ眠すぎて動けなくて外の防災無線っぽい放送が「震度3です。携帯電話はUQ(?)の回線が良いです」などと言っていた。この街に防災無線なんて無いのにね。

しかし、入眠剤を飲んでも寝付けるのは結局1、2時間後だし、寝起きもだんだん悪くなっていっているように思える。起きても頭がシャキッとするにはとても時間がかかり、ぼーっとしている。

 

朝ごはんは昨夜泣いた後に買いに行ったものを食べた。肉まん。そういえば漫画『血の轍』で主人公の母親が、朝起きてきた主人公に「肉まん食べる?」と聞いていた。この家庭では朝ご飯は肉まんなのだ。漫画の内容が内容なので、このことを思い出したとき微妙な気持ちになってしまった。

 

JAXAの小型月着陸実証機「SLIM」が、月面の着陸に成功したらしい。おめでたい。その頃私は不眠で寝付けず、精神科の医者にはカルテの表紙に「うつ病」と書かれ、卒論を書かなければいけないのに書けず向かえずしている苦しさと、無気力とに苦しんでいました。

 

今日は本を開くことができた。点滅社の『鬱の本』。一昨日と昨日は、開いても文章がうまく頭に入ってこなかった。文体など、本の要素と相性が悪いとたまにこういうことも起きるが、そういう部類の「頭に入ってこない」ではなかった。ても今日は読むことができた、だから少しだけ嬉しかった。卒論は進まない。実家から荷物が届いた。メンタル崩壊を見かねて母が送ってくれたもので、チンしたり火を入れたりすればすぐに食べられるよう調理済みの状態で送ってくれていた。届いた時の「ピンポーン」で起きた。段ボールを開けて、中身のラインナップを見て、少し泣いた。有難いねえ。

 

ふと思い立って、地元にどれくらい本屋があるのか少し調べてみた。町内には2件。そんなもんか。

 

どこにも言えないからここで言わせてほしいが、今かなり「助けてくれ〜っ(私の代わりに全てをいい感じに過不足なく遂行してくれ〜っ)」って気持ちだ。

 

うつ病と言っていいと思います、と医者に言われてから2週間が経とうとしている。ルボックス抗うつ剤)を1回半錠、朝と夕の食後に飲み、マイスリー(入眠剤)を1回1錠、寝る前に飲んでいる。健康にやり過ごせていたあの頃に戻れるものならば戻りたい、能力だけ。当時の状況には戻りたくないが能力だけならば戻りたい。